東京体育専門学校「東京体専NEWS」2006年8月号/アメリカ・トレーナー研修!vol.1
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2006年8月号
今年も7月15日から2週間、ロサンゼルス郊外のカリフォルニア州立大学ロングビーチ校で12回目のアメリカ・トレーナー研修が行われました。
同校は総合大学で有名人の卒業生も多く、映画監督のスピルバーグや、今でも歌が親しまれている兄妹デュオ・カーペンターズの母校でもあります。
スポーツも強く、ソフトボール、バスケットボール、バレーボール、水球、女子サッカー、野球などが強い大学です。
卒業生には、ヤンキースの4番バッター:ジオンビー選手を始め、多くのメジャーリーグ選手も活躍しています。
これらのチームを支えるトレーニングルーム(トレーナーが治療やテーピングなどをする部屋)は広く、ダン・ベイリーヘッドトレーナーの下、多くの学生トレーナーが学んでいます。
日本人留学生も数名いて、いつも我々の研修をサポートしてくれます。
東京体育専門学校を卒業後にこの大学に留学した者もいます。彼は2年前の夏に全米トレーナー協会(NATA)の資格試験に合格し、プロバスケットボールチーム『ロングビーチジャム』のトレーナーとして活躍後にヨーロッパに渡り、サッカーのトレーナーを目指しています。
留学のきっかけはもちろん、このアメリカ・トレーナー研修でした。
さっそく、ダンのテーピング実技から研修が始ました。彼は40秒ほどで足首のテーピングを巻いてしまいます。速くて正確な技術に学生はただ驚くばかりでした。「レッツ プラクティス!」(練習しよう!)の掛け声でテーピングの練習が始まります。
「まず、目標は3分だ。正確さが大切だよ。」学生トレーナー3〜4名がそう声をかけながら学生を見て回ってくれます。
足首、ひじ、膝、親指のテーピングなど、次々と教えてくれました。

ピカピカ頭のジョシュ君は、親指のテープを指導。
ケガのリハビリテーションもトレーナーの大切な仕事のひとつ!我々の研修中にも選手がトレーニングルームを訪ねて来ます。選手が入って来ると、我々の研修を見ていた学生トレーナーがすぐに選手の治療を始めます。
ドクターの診察後にできるだけ早く競技に復帰できるようなプログラムは、トレーナーによって作られます。
また、トレーナーの技術は選手だけではなく、一般の方の怪我の防止やケガ後のアスレティックリハビリテーションにも使えるものです。
治療にはいろいろな機械が使われます。
これは、足首の捻挫などで患部に溜まった老廃物を冷たい水を循環させながら圧迫して押し出すものです。他にも超音波治療器や赤外線など、日本では整骨院などで使われているような機械を扱うのもトレーナーです。
「まず選手から信頼されることが治療で最も大切なことだよ」とダンの言葉に学生はうなづいていました。

この日は研修後に、ドジャーススタジアムへ出かけました。
試合途中にデッドボールがあり、誰よりも早くダッグアウトを飛び出して来たのは、アスレティックトレーナーでした。
残念ながらこの選手は試合を続けることができなかったのですが、トレーナーの仕事は続いているはずです。
それにしても、天然芝が美しい!
ヘッドトレーナー:ダン・ベイリー氏
トレーニングルームのチーフ・トレーナー 理学療法士の免許を持つ。
15年間、水球のアメリカ・ナショナルチームトレーナーでもあり、シドニー、アテネオリンピックに帯同した。
当校OBの荻須君は、東京体育専門学校の学生の時のトレーナー研修で「この大学に留学してこのトレーニングルームで勉強したい」との希望をダンは快諾してくれた。
ただし、英語の上達のために日本語を使わないことを彼に徹底させるなど厳しい面もあるがとても包容力があり、学生トレーナー、選手にとっては『ビック・ボス』である。
全米中には彼の教え子でプロトレーナーとして活躍している者も多い。
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