東京体育専門学校「東京体専NEWS」2006年1月号/「高齢者の健康と体力」授業レポート
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2006年1月号
当校には、高齢者に関わる仕事をしいる卒業生が沢山います。
今回はそんな卒業生の中から3名に『仕事の現状と未来』について学生に話をしてもらいました。
ひとことで<高齢者の仕事>と言っても内容もさまざまです。
卒業生がパネリストになって頂き、1年生に対して職種の説明から現場の話を行いました。
知久 愼一(ちく しんいち)さん 27歳 神奈川県横浜市出身

福祉系の専門学校を卒業後に体専に入学
平成13年に高齢者健康学科を卒業
現在は、清水建設グループの有料老人ホーム(株)ソノラス ソノラス・コート油壺に介護職として勤務。来年で5年目を迎えます。
休みの日には、近くで釣りをしたり、少年サッカーの指導もしています。
高木 輝久(たかぎ てるひさ)さん 32歳 東京都出身

体専を卒業後、千葉にある福祉施設に3年間勤務した後、
現在は、埼玉県川口にある社会福祉法人徳誠会『介護老人福祉施設春輝苑』を立ち上げて、2年目を迎えています。
施設内には、デイケアもあります。
今年の3月に卒業した学生も就職してお世話になっています。
笹島 隆(ささじま たかし)さん 29歳 栃木県佐野市出身

学生時代には、フィットネクラブで実修アルバイトの経験を積みながらホームヘルパー2級・健康運動実践指導者など指導者資格を取得。平成17年1月に『リハビリデイルーム やわら』がオープンしてマシンを使った機能訓練を行う「パワーリハビリテーション」を指導しています。
当校の学生は、昼間に各自の将来のための実修をしています。
高齢者のディサービスや特別養護老人ホームまたリハビリ関係や病院などでも日々実修をしている学生も沢山いて、卒業生へ活発な質問が出ました。
今注目の「パワーリハビリテーション」の指導をしている笹島さんの施設では、介護度が大幅に回復する人もいるそうです。元気になっていく姿を見ているとこちらもより一層応援したくなるそうです。
一方、介護職の知久さんは「本当に親族のように親身になって最後まで関わって行きたいです。」と言っていました。高木さんは施設の事務長という立場ですが、沢山の人の死という場面を見てきたりしましたが「どのように死を迎えるかという事を考えさせられますね。」と言ってました。また、職員を採用する立場から「介護と介護予防運動の両方ができる体専の学生は、これからますます需要が高まると思います。」と注目をしているようでした。
平成18年4月に介護保険制度の見直しが予定されています。
高齢者が介護に頼ることなく健康に暮らしていけるように機能訓練、筋力トレーニングなどの取り組みが積極的に行われるようになります。
単にお世話の介護から、介護予防運動による積極的な予防介護の時代になります。
スポーツ・健康の専門学校として設立27年が経ち、6年前には高齢者健康学科を設立しました。そのノウ・ハウを活かしながら、より明確にスポーツ科学と介護予防を融合した『介護予防運動学科』を2006年4月に新設します。
「キミは体育専門学校出身だから、介護予防運動はできるよね?!」と高齢者健康学科の卒業生が就職先の施設から言われる事があるそうです。トレーニングと介護の両方を学んだ当校の学生だからさらなるやりがいが広がっていきます。
高齢者の運動指導で最も大切なポイントは、十分なコンディショニングの調整です。
例えば、大腿部の骨折の多くは家の中で起きています。慣れているはずの家の中でも、階段やちょっとした段差が、大きなケガにつながります。トレーニングに入る前に筋力や調整力、腕や脚の左右差の認識を指導者と本人の双方が十分に認識するのはケガを防ぐためにも大切なことです。トレーニングの負荷を増すのは体を整えながら行います。
当校では『ホリスティックコンディショニング』や『アライメントチェック』など、ゆがみを確認したり修正するコンディショニングの授業を重視しています。
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